こんにちは。
スプレー缶やライターは、日常的に使うものですが、捨て方を間違えると爆発や火災を引き起こす危険があります。

実際、消防庁によると「ガス抜きをせずにスプレー缶を廃棄したことが原因の火災」は毎年数十件発生しており、
特に冬季や年末の大掃除シーズンに多くなります。

この記事では、スプレー缶やライターを安全に処分するための正しい方法と注意点をわかりやすく解説します。

スプレー缶をそのまま捨ててはいけない理由

スプレー缶には「液化石油ガス（LPG）」や「DME」といった可燃性ガスが含まれており、
中身が残ったまま廃棄すると、ゴミ収集車や処理場で爆発する可能性があります。

実際に起きた事故例（消防庁発表より）

• ゴミ収集車内でスプレー缶が破裂し、火災発生
• 回収作業員が火傷
• 自宅でガス抜きをした際、近くのコンロ火で引火

これらの事故は、正しいガス抜きと分別で防ぐことができます。

スプレー缶の安全な捨て方

ステップ1：中身を完全に使い切る

まずはスプレー缶を使い切ることが基本です。
残量がある場合は、屋外の風通しが良い場所でスプレーを噴射し、完全にガスが出なくなるまで放出します。

※室内や火気の近くで行うのは非常に危険です。

ステップ2：ガス抜きキャップを使用

最近の製品には、**「ガス抜きキャップ」**が付属しています。
これを使えば、缶を安全にガス抜きできる仕組みになっています。
（ヘアスプレーや殺虫剤、ペンキなど多くのメーカーが対応）

ステップ3：自治体のルールに従って処分

地域によって「穴あけが必要／不要」が異なります。

• 穴あけ不要（近年はこちらが主流）
  　→ 中身を完全に使い切り、「スプレー缶」「カン類」として排出。
• 穴あけ必要
  　→ 指定された方法（専用器具や釘）で穴を開け、「ガスが完全に抜けた状態」で排出。

※火気厳禁！ 穴あけは必ず屋外・風下で行いましょう。

ライターの処分方法

使い切ったライターの場合

中身のガスが完全に抜けたライターは、一般的に不燃ゴミまたは危険物ゴミとして扱われます。

ただし、自治体によって以下のような違いがあります。

自治体の例	分別区分	注意点
東京都23区	不燃ゴミ	ガスを完全に抜いてから排出
大阪市	危険ゴミ	穴あけ不要、ガス抜き必須
名古屋市	不燃ゴミ	まとめて出さない（1袋に数本まで）

📍 ポイント： 複数本をまとめて捨てると摩擦や静電気で発火する危険があるため、1本ずつ新聞紙などに包むと安全です。

ガスが抜けない場合の安全な対処法

「ガスを抜こうとしてもシューッと音が出ない」
「何本か残っているけど、使い切れない」

そんな場合は、無理に穴を開けないでください。

代わりに以下の方法を取りましょう。

1. 自治体や清掃センターに相談

多くの自治体では「スプレー缶・ライター専用回収日」や「危険物持ち込み日」が設けられています。
職員が安全に処理してくれるので、家庭での危険な作業は不要です。

2. 販売店やメーカーに問い合わせ

一部メーカーでは、リサイクル対応や処分相談を受け付けています。
特にガスライターやオイルライターなど、特殊な構造のものはメーカー推奨の方法を確認しましょう。

自治体で回収してもらえない場合の選択肢

地域によっては、「スプレー缶・ライターは回収対象外」とされているケースもあります。
そうした場合は、不用品回収業者に依頼するのが安全です。

不用品回収業者を利用するメリット

• ガス残量があるスプレー缶・ライターも安全に回収してくれる
• 一緒に出る不燃ゴミや家電もまとめて処分できる
• 自治体の回収日を待つ必要がない

大阪を中心に活動する リサイクルージェ では、
スプレー缶やライターなどの危険物も、専門スタッフが適切に回収・処分します。

• LINEで写真を送るだけで無料見積もり
• 分別不要でまとめて依頼OK
• 立ち会い不要の回収にも対応

「ガスが抜けない」「量が多くて怖い」
そんなときでも、安全に任せられる頼れる選択肢です。

スプレー缶・ライターを捨てる前の安全チェックリスト

スプレー缶やライターを処分する際は、次のポイントを確認しておくと安心です。

🔹 スプレー缶

☑ 中身を完全に使い切ったか
☑ 屋外の風通しのよい場所でガスを抜いたか
☑ 穴あけが必要な地域かを確認したか
☑ 「スプレー缶」や「カン類」に分別しているか

🔹 ライター

☑ ガスが完全に抜けているか（シュー音がしない）
☑ 1本ずつ包んでからゴミ袋に入れているか
☑ 不燃ゴミか危険物ゴミかを自治体で確認したか

特にガス残量がある状態で捨てるのは絶対NGです。
見た目ではわからなくても、少量のガスが残っているだけで爆発の危険があります。

自治体処分と業者依頼の違い

処分方法	メリット	デメリット
自治体回収	費用が安い・手順が明確	自分でガス抜き・分別が必要／収集日が限られる
不用品回収業者	ガス残りOK・分別不要・即日対応	費用は数千円〜（量・地域により異なる）

💡 どちらを選ぶべき？

• 本数が少なく、自分で安全にガス抜きできる → 自治体回収
• 残量がある・怖くて穴あけできない・大量にある → 業者依頼が安全

リサイクルージェなら安全にまとめて処分可能

大阪を中心に活動するリサイクルージェでは、
スプレー缶やライターなどの危険物も、専用の方法で安全に回収しています。

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「ガス抜きが怖い」「量が多い」「一度に片付けたい」という方は、
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まとめ｜安全第一で正しく処分しよう

スプレー缶やライターは身近なものですが、扱いを誤ると大事故につながります。
最後にポイントをおさらいしましょう。

• 中身を完全に使い切ってから捨てる
• 屋外でガスを抜き、火気厳禁で作業する
• 自治体ルールに従って分別・排出する
• 不安がある場合は業者に依頼するのが安全

安全に処分することは、自分だけでなく周りの人を守ることにもつながります。