こんにちは。
毎日の生活の中で必ず出る「プラスチックゴミ」。
スーパーの袋や食品トレー、ペットボトル、容器包装など、気づけば家の中にどんどん溜まっていきますよね。

ただ、「これは燃えるゴミ？」「資源ごみ？」「汚れていたらどうするの？」と、分別に迷うことが多いのがプラスチックゴミの特徴です。

実際、環境省も「プラスチックごみは分別のルールが自治体ごとに異なり、住民が混乱しやすい」と指摘しています。
参考：環境省「プラスチック資源循環戦略」（2019年）

今回は、そんなプラスチックゴミの分別がなぜ難しいのか、そして最新の対応方法や生活の工夫をわかりやすく解説していきます。

プラスチックゴミとは？意外と広い定義

一言で「プラスチック」といっても、その種類は非常に多様です。
家庭から出る主なものを挙げると、以下のように分類されます。

• 容器包装プラスチック（食品トレー、レジ袋、菓子袋、ラベルなど）
• 製品プラスチック（ハンガー、バケツ、文房具、おもちゃなど）
• ペットボトル（飲料・しょうゆなど一部のみ）

このうち、**資源回収されるのは主に「容器包装プラスチック」と「ペットボトル」**です。
一方、汚れた容器や壊れたプラスチック製品は「燃えるゴミ」扱いになる自治体も多く、ここで混乱が生まれます。

分別が難しい理由

1. 自治体ごとにルールが違う

同じ「プラスチック」でも、自治体によって回収の対象や方法がバラバラです。

• A市：容器包装プラは資源回収、それ以外は燃えるゴミ
• B市：全てのプラスチック製品を資源回収
• C市：汚れたプラは洗っても燃えるゴミ

引越しをしたときに「前の地域と違う！」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。

2. 洗浄が必要なケースがある

食品がついたトレーやカップは、きれいに洗わないと資源回収に出せない自治体がほとんどです。
「どこまで洗えばいいの？」「少し汚れていたら捨てていいの？」と迷いがちです。

3. 「資源」か「ごみ」かの線引きがあいまい

プラスチックは再利用できるものが多い一方で、汚れや素材によっては資源にならないものもあるため、住民側での判断が難しいのです。

国の方針｜プラスチック資源循環促進法

2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」によって、家庭や事業者はより一層、プラスチックの削減とリサイクルの推進を求められるようになりました。

環境省によれば、日本のプラスチック廃棄物は年間約800万トンにのぼり、そのうち容器包装が約60％を占めています。
この法律では、以下のような仕組みが整えられました。

• 事業者：使い捨てプラスチック製品の削減努力（スプーン・ストローなど）
• 自治体：分別回収やリサイクル体制の強化
• 消費者：排出時の適切な分別

つまり、「出す側（家庭）」の分別の正確さがリサイクル率を左右する時代になったのです。

自治体の最新対応｜回収方法の多様化

自治体によっては、従来の「容器包装プラスチック」だけでなく、製品プラスチックも資源回収対象に広げる動きが出ています。

例）東京都江戸川区では、2022年4月から「プラスチック製容器包装＋製品プラスチック」をまとめて回収開始。
これにより、「燃えるゴミ扱い」されていたプラスチック製品の多くが資源として扱えるようになりました。

一方で、大阪市など多くの自治体は依然として「容器包装プラのみ回収」の方式を採用しています。
そのため、地域ごとのルールを確認することが不可欠です。

分別に迷ったときの判断基準

✅ 洗って落ちる汚れなら資源ゴミ

→ トレー、ボトル、カップなどは軽く水洗いして資源へ。

✅ 落ちない汚れや油が染み込んでいるものは燃えるゴミ

→ ピザのプラ皿、油汚れがこびりついた容器など。

✅ そもそも容器包装でないプラスチック製品は、自治体ルール次第

→ ハンガー、バケツ、歯ブラシなどは「燃えるゴミ」か「資源ゴミ」か、必ず自治体の区分をチェック。

家庭でできる工夫｜分別をラクにする3つのポイント

1. 「洗う用の小さな桶」をキッチンに置く

食器と一緒にサッとすすげば、面倒な手間が減り、資源ゴミに回せる割合が増えます。

2. ゴミ箱を「プラ資源用」と「燃える用」で最初から分ける

後で仕分ける手間を省けるので、挫折しにくくなります。

3. 迷ったら「一時保留袋」をつくる

どちらか分からないゴミは一旦袋に入れ、後で調べてからまとめて出せばOKです。

分別がどうしても大変なときは？

「忙しくて細かいルールに対応できない」
「片付けたいけど、種類が多すぎて分けられない」

そんなときは、分別不要でまとめて回収してくれるサービスを利用するのも現実的な方法です。

大阪を中心に対応している リサイクルージェ では、
家庭から出るプラスチックゴミや不用品を、分別不要で一括回収してくれます。

• 「これは資源？ゴミ？」と悩む必要なし
• 大量の片付けや引越し時でも即日対応可
• LINEで写真を送るだけで無料見積もり

分別に疲れてしまう前に、プロの手を借りるのも賢い選択です。

個人でできる！プラスチックごみ削減の工夫

分別や回収の前に、そもそも出る量を減らす工夫を取り入れることで、負担を大きく軽くできます。

マイバッグ・マイボトルを活用

レジ袋やペットボトルを減らすだけで、家庭で出るプラスチック量はかなり削減できます。

詰め替え・リフィル商品を選ぶ

シャンプーや洗剤は「詰め替え用」を選べば、容器ゴミを減らせます。

まとめ買いより「必要な分だけ」

大量購入すると使い切れずに廃棄し、結果的にゴミが増える原因になることも。適量購入がカギです。

まとめ｜分別のストレスを減らして、暮らしを快適に

プラスチックゴミの分別が難しいのは、

• 自治体ごとにルールが違う
• 汚れや製品によって扱いが変わる
• 「資源」と「ゴミ」の境界があいまい

といった理由があるからです。

その解決には、

• 国や自治体の最新ルールを確認する
• 家庭での工夫で量を減らす
• 分別不要サービスを上手に活用する

この3つを組み合わせるのがベスト。

もし今、分別に疲れてしまっているなら、
リサイクルージェへ！

あなたの手間とストレスを減らしながら、環境にも配慮した片付けをサポートしてくれるはずです。